宿命の子ら―マロリオン物語〈5〉
2006年5月17日 読書
ISBN:4150204152 文庫 宇佐川 晶子 早川書房 2006/05 ¥1,050
ついに完結しましたねー……と、いってもすでに完結していた本ではあるんですが、私は新装判からの人なので……。
以下ネタバレ有りです。
残りの1人の〈見張り女〉が出てこないなーいつかなーと思ってたんですが。
すでに一緒にいたとは!!
てっきり、これから新しい女性キャラが登場するのかと思っていたのに、実は雌狼のことで、しかもアレ……なんかこの狼って普通と違うなぁ……とか読者が思い始めた頃と同時にガリオンもその正体に気付くあたりがなんとも絶妙。
雌狼=ポレドラ……この図式をすっかり忘れてましたよ……!!!
いつも、ピンチ!とかここぞ!という時に出てきていた人なので、まさかこんな普通に一緒に合流してたとは思いもよらず(笑)
やられましたわい。その後の、落ち着きを取り戻して家族の形にもどったベルガラスとの無言のやり取りとかいい。
(ベルガラスが無意識に引き寄せたエールのカップを、これまた無意識に窓の外に放り投げるポレドラとか、可笑しくて仕方ないです)
で、あとザカーズの変化が面白かった。
前巻で何かふっきれたようになってきたあたりから、ガリオンとどんどん仲良くなってきて(笑)、すっかりいい友人に。
しかも二人とも、王と皇帝という同じような位置にいるだけあって、お互いの苦労とかも皮肉ってみたりして、その時々牽制しあうやりとりが結構楽しい。
そしてベルディン。口は恐ろしく悪いのに、優しきベルディンとか言われたり、魔術師仲間に末弟ゆえに可愛がられてたりとか、愛されてるなぁと思ったころから面白いキャラだなぁ……と。
好感度がモリモリ上がってました。しかも、今回は伴侶も見つけたし…何かベルディンが幸せになったら、ほのぼのしました。
ダーニクは、『マロリオン』シリーズになってから、以前までの堅実な部分はあいかわらずだけどそれにさらに魔術師っぽい哲学的な部分と、さりげないユーモアが同居して、前以上に魅力的なキャラクターになりましたね。
彼ほど有能でたよりになる人は他に居ない気がします。さすがポルガラの夫になれるだけのことはありますね。
エリオンドの役目は、ガリオンから普通に光の子としての立場を受け継ぐだけかと思ってました。
たとえば、珠運びのために選ばれただけだったりとか……。
まさか本当のすべき役目が神様候補だったとは……。
しかも、トラクの後釜に座るみたいな形になって、よろしくない習慣を持っていたグロリムを、無邪気に根本からくつがえしてしまいそうな。
神様というより、どっちかというと天使みたいなんだけど……新米の神様という響きが何か面白いです。
最後のおめでた&結婚フィーバー(笑)
こういうあたりがアメリカ産だなぁ……と思うところ。(いい意味で)
セ・ネドラとポルガラがおめでたで、ベルディンとヴェラが鳥になって一緒にどこかへ飛んでいって、
シルクは覚悟を決めてヴィルヴェットに求婚して、ザカーズは役目を終えたシラディスを連れ帰ってこれまた妻に迎えて……。
ついでに、ベルガラスとポレドラも再び一緒に戻れて。
悪は悪、善は善で明暗がくっきり別れてしまうのは仕方ないけど、苦労してきた皆が幸せになるのは嬉しいです。
とりあえず、もう1回じっくり読みかえしたら、ベルガリアードに戻ってみようかな……。
……いや、順当な読み方としては次は魔術師ベルガラス→女魔術師ポルガラを読み返した方がいいかな。
ともかくも、会話のテンポの良さと思わずニヤリとさせるユーモア、パワフルな女性陣、謎があかされたときのスピード展開……とかなり私好みで楽しいシリーズでした!
この後発売されるという、同作者の別作品の新装判も楽しみです。
ついに完結しましたねー……と、いってもすでに完結していた本ではあるんですが、私は新装判からの人なので……。
以下ネタバレ有りです。
残りの1人の〈見張り女〉が出てこないなーいつかなーと思ってたんですが。
すでに一緒にいたとは!!
てっきり、これから新しい女性キャラが登場するのかと思っていたのに、実は雌狼のことで、しかもアレ……なんかこの狼って普通と違うなぁ……とか読者が思い始めた頃と同時にガリオンもその正体に気付くあたりがなんとも絶妙。
雌狼=ポレドラ……この図式をすっかり忘れてましたよ……!!!
いつも、ピンチ!とかここぞ!という時に出てきていた人なので、まさかこんな普通に一緒に合流してたとは思いもよらず(笑)
やられましたわい。その後の、落ち着きを取り戻して家族の形にもどったベルガラスとの無言のやり取りとかいい。
(ベルガラスが無意識に引き寄せたエールのカップを、これまた無意識に窓の外に放り投げるポレドラとか、可笑しくて仕方ないです)
で、あとザカーズの変化が面白かった。
前巻で何かふっきれたようになってきたあたりから、ガリオンとどんどん仲良くなってきて(笑)、すっかりいい友人に。
しかも二人とも、王と皇帝という同じような位置にいるだけあって、お互いの苦労とかも皮肉ってみたりして、その時々牽制しあうやりとりが結構楽しい。
そしてベルディン。口は恐ろしく悪いのに、優しきベルディンとか言われたり、魔術師仲間に末弟ゆえに可愛がられてたりとか、愛されてるなぁと思ったころから面白いキャラだなぁ……と。
好感度がモリモリ上がってました。しかも、今回は伴侶も見つけたし…何かベルディンが幸せになったら、ほのぼのしました。
ダーニクは、『マロリオン』シリーズになってから、以前までの堅実な部分はあいかわらずだけどそれにさらに魔術師っぽい哲学的な部分と、さりげないユーモアが同居して、前以上に魅力的なキャラクターになりましたね。
彼ほど有能でたよりになる人は他に居ない気がします。さすがポルガラの夫になれるだけのことはありますね。
エリオンドの役目は、ガリオンから普通に光の子としての立場を受け継ぐだけかと思ってました。
たとえば、珠運びのために選ばれただけだったりとか……。
まさか本当のすべき役目が神様候補だったとは……。
しかも、トラクの後釜に座るみたいな形になって、よろしくない習慣を持っていたグロリムを、無邪気に根本からくつがえしてしまいそうな。
神様というより、どっちかというと天使みたいなんだけど……新米の神様という響きが何か面白いです。
最後のおめでた&結婚フィーバー(笑)
こういうあたりがアメリカ産だなぁ……と思うところ。(いい意味で)
セ・ネドラとポルガラがおめでたで、ベルディンとヴェラが鳥になって一緒にどこかへ飛んでいって、
シルクは覚悟を決めてヴィルヴェットに求婚して、ザカーズは役目を終えたシラディスを連れ帰ってこれまた妻に迎えて……。
ついでに、ベルガラスとポレドラも再び一緒に戻れて。
悪は悪、善は善で明暗がくっきり別れてしまうのは仕方ないけど、苦労してきた皆が幸せになるのは嬉しいです。
とりあえず、もう1回じっくり読みかえしたら、ベルガリアードに戻ってみようかな……。
……いや、順当な読み方としては次は魔術師ベルガラス→女魔術師ポルガラを読み返した方がいいかな。
ともかくも、会話のテンポの良さと思わずニヤリとさせるユーモア、パワフルな女性陣、謎があかされたときのスピード展開……とかなり私好みで楽しいシリーズでした!
この後発売されるという、同作者の別作品の新装判も楽しみです。
ことし、7がつ、だれかが●●
2006年5月17日 ゲームおっとぉ! 『かまいたちの夜3』は7月末発売ですか……!
(今さらですが)
…………夏コミに新刊間に合わないじゃん!!
いやもう…新作出る以上は、私も例によって本を出す気マンマンなんですが、7月かー。
夏のスペースとれてたら、メッチャ修羅場中だなー……。
さすがに10日前後じゃゲームクリアしてコピ本出して……は無理ですわい。
……10月とか変な日付けの時に出すしかないか。
冬コミは29日がゲーム日だったら、日程の関係上申込み自体を諦めるしかないので(仕事納め当日ゆえに)、夏に間に合えばよかったのですが。
だってまた三日月島の話らしいし、そしたら本も夏に出したいよ!
でももし万が一冬コミが申し込める日程だったら、黄龍妖魔で申込みつつ新刊は「かま夜3」かもしれません(笑)
しかしアレだ……今回は、もう少しグロいのを抑え気味だと嬉しいな……。
陰陽篇とかもうヤバかったですよ、音とか死に方とか。
あれじゃホラーじゃなくてスプラッタだよう……。
スプラッタは度を越すとギャグになるといいますが、自らが動かしてるキャラが死ぬとなると話は違います。怖いっての!
底蟲村篇はなぜか平気だったんですが。
あれもちょっとエグイけど、民族的神話みたいな部分がからんでいて、なんとなくそれで半分くらいヤバさが減っていたのもあり……。
いや、虫が苦手な人には地獄のシナリオだったと思いますが。
ハルマゲドン篇とか、サイキック篇とかみたいにちょっと変わり種のホラー以外のエピソードももっと欲しい。
1作目のダンジョン篇みたいな変なのもいいなぁ。
もちろん、ピンクなシナリオもないとね!!
メインストーリー篇の続編という形をとるみたいだから、1作目のシュプールのアレは実はあの人があれしたあれでした、というオチで……
なおかつ2作目であの人たちが最後にあれしてしまうというストーリーが基本なんでしょうね。
(未プレイの人のために、『あなかま2』の「あの人篇」っっぽく表現してみました……わけわからん)
とりあえず、透と真理がいれば私はそれで良いですよ。
透のヘタレ推理が無いと、かま夜じゃないよ(ヘタレなのはむしろプレイヤーです)。
(今さらですが)
…………夏コミに新刊間に合わないじゃん!!
いやもう…新作出る以上は、私も例によって本を出す気マンマンなんですが、7月かー。
夏のスペースとれてたら、メッチャ修羅場中だなー……。
さすがに10日前後じゃゲームクリアしてコピ本出して……は無理ですわい。
……10月とか変な日付けの時に出すしかないか。
冬コミは29日がゲーム日だったら、日程の関係上申込み自体を諦めるしかないので(仕事納め当日ゆえに)、夏に間に合えばよかったのですが。
だってまた三日月島の話らしいし、そしたら本も夏に出したいよ!
でももし万が一冬コミが申し込める日程だったら、黄龍妖魔で申込みつつ新刊は「かま夜3」かもしれません(笑)
しかしアレだ……今回は、もう少しグロいのを抑え気味だと嬉しいな……。
陰陽篇とかもうヤバかったですよ、音とか死に方とか。
あれじゃホラーじゃなくてスプラッタだよう……。
スプラッタは度を越すとギャグになるといいますが、自らが動かしてるキャラが死ぬとなると話は違います。怖いっての!
底蟲村篇はなぜか平気だったんですが。
あれもちょっとエグイけど、民族的神話みたいな部分がからんでいて、なんとなくそれで半分くらいヤバさが減っていたのもあり……。
いや、虫が苦手な人には地獄のシナリオだったと思いますが。
ハルマゲドン篇とか、サイキック篇とかみたいにちょっと変わり種のホラー以外のエピソードももっと欲しい。
1作目のダンジョン篇みたいな変なのもいいなぁ。
もちろん、ピンクなシナリオもないとね!!
メインストーリー篇の続編という形をとるみたいだから、1作目のシュプールのアレは実はあの人があれしたあれでした、というオチで……
なおかつ2作目であの人たちが最後にあれしてしまうというストーリーが基本なんでしょうね。
(未プレイの人のために、『あなかま2』の「あの人篇」っっぽく表現してみました……わけわからん)
とりあえず、透と真理がいれば私はそれで良いですよ。
透のヘタレ推理が無いと、かま夜じゃないよ(ヘタレなのはむしろプレイヤーです)。
クリア後おまけの移し身ってやつをためしてみたくて、ちょっとスタートしてみたですよ。
1周目は先がみたくて勢いで進めちゃってたけど、今回は色々観察しながらイベントムービー見たりして。
いやもうそれよりも……移し身……あれヤバイ!!
アマテラスの姿が変えられるんですけど……。
ぷっくりわんこタイプ、日本犬立ち耳タイプ(柴犬型?)、ボクサー犬っぽい顔タイプ、石像タイプ(笑)、すっぴんアマ公タイプ、全盛期大神タイプ……といろいろあって、楽しい……!!
ぷっくりわんこ姿でも、華麗なジャンプが出来たりしてあんなに足短いのに、可愛いのなんのって!(ムフー!)
欲を言えば、全盛期大神タイプにはあのフッサフッサの背中の毛も欲しかったですが、まあ……それあると百年前イベント時に登場したときとか見分けつかないかもしれないしな……(笑)
(いやまだイベントムービー部分までいってないから、実際に移し身使った状態で見られるのかは知りませんが)
とりあえず、はぐれ珠と牙を集めるだけ集めてもう一回ちゃんと2周目始めたいです。
1周目は先がみたくて勢いで進めちゃってたけど、今回は色々観察しながらイベントムービー見たりして。
いやもうそれよりも……移し身……あれヤバイ!!
アマテラスの姿が変えられるんですけど……。
ぷっくりわんこタイプ、日本犬立ち耳タイプ(柴犬型?)、ボクサー犬っぽい顔タイプ、石像タイプ(笑)、すっぴんアマ公タイプ、全盛期大神タイプ……といろいろあって、楽しい……!!
ぷっくりわんこ姿でも、華麗なジャンプが出来たりしてあんなに足短いのに、可愛いのなんのって!(ムフー!)
欲を言えば、全盛期大神タイプにはあのフッサフッサの背中の毛も欲しかったですが、まあ……それあると百年前イベント時に登場したときとか見分けつかないかもしれないしな……(笑)
(いやまだイベントムービー部分までいってないから、実際に移し身使った状態で見られるのかは知りませんが)
とりあえず、はぐれ珠と牙を集めるだけ集めてもう一回ちゃんと2周目始めたいです。