もう、関東は8話を放送していましたが、8話の前に7話を語っておかないと、話が続かないので…!(笑)

今回の見所
色々起きたんで長くなった…(笑)


●サルベージ中に遭遇したイカ、ベローズは「クジライカだ」というけれどチェインバーでの固体識別では99.7%の確率でヒディアーズと認定。途端に兵士の顔になるレド。
●攻撃をしかけると凶暴になる…とベローズが止めるけど、一度ヒディアーズと認識しちゃったら、レドは止まらないよねぇそりゃ。生まれてから「ヒディアーズは敵・殲滅すべき敵」という意識で生きて来たし、その為に訓練してパイロットになって、相当長い間戦闘に日々を費やしてきたんだから…。
●レーザーとかだと、水の抵抗もあってうまくいかないし、友軍(ベローズ)を巻き込むってことで、取っ捕まえて抱き込んで圧死。うわぁお…。イカの残骸がこびりついてんぞチェインバー!

●船団にとってはクジライカは神聖であり、触れてはならないもの。「無駄な殺生はしない」というのは、海中の生き物にも当然浸透してたわけですね。
それを殺してしまったレドとチェインバーに対して、人々には動揺が走り、船団幹部はこれをどう対処すべきかで頭をかかえるハメに…。
●あああ…これでまたレドと船団の人たちで距離が出来てしまう…。距離どころか、これはちょっとマズイんでないかい?

●船団長のフェアロックさんは、こういう事件が起きても、あるがままに受け入れていって、その都度新しい体験をするものだ…と達観していらっしゃる。
それこそが「生きている特権」なんだと。そうね、死んでしまったら新しい体験も出会いも出来ないもんね。
…しかしそれ、非常に死亡フラグっぽい会話なんで止めてください船団長(苦笑)

●残骸から組織を採取して、チェンバーで解析するようです。前線兵器なのにそんな機能までついてんのか!そういうのは後方支援とかの役目じゃないのね(笑)
●何故地球にヒディアーズが居るのか……?を考えて、「まさか自分が宇宙から連れて来てしまったのでは…!?」という考えにも至ってしまう。あー、その説ちょっと思った。
でも「昔から神聖視されている」っていう話だから、クジライカはレドが来る前から居たってことですよね…。
●ヒディアーズとクジライカの違いは、外骨格があるかどうか。(あとは光線を出すかどうか?)
 見た目も組織も同じなのだとしたら…ヒディアーズは地球から宇宙へと、かつて銀河同盟の始祖たちと一緒に上がっていった物が宇宙に適応して進化したものとか…?
●または、実はレドとチェインバーは空間どころか時間すら越えていて、1話の戦いのシーンから遥未来に来てしまっていて、地球に帰ってきたアヴァロンの人々が生きているのが今の地球の人々だったりして…とか。
●公式HPにある海底遺跡がもしかして、銀河同盟の理想郷と呼ばれているアヴァロンと同じ物だったりしたら…?とちょっと思いました。
●だとすると、レドが帰ろうとしている場所はとっくの昔に滅んでいて、今は海の底!とかいう切ないオチになっちゃうんだけどね!ありそうでコワイ虚淵脚本! どちらにしろ、海底遺跡が何か鍵を握っていそうな気がします。

●ベローズとレドで呼び出されてリジットからお説教。船団各所からも対策を求める陳情が上がって来ているけど、やってしまった事実は取り戻せないよね…。
ベローズは事前に説明しなかった自分が悪い、と言うけれど、レドとしては
「では、他にもまだいるということだな」と殲滅する気満々。他の選択肢は彼には無いようです。
●レドにとっては、今まで通りヒディアーズは敵であり、自分はそれを倒す為に生きているという認識は覆せない。他の生き方を知らないというのもあるでしょうけどね…。

●ピニオンは、大船主のフランジさんにこっそり声をかけたり、仲間達を誘ってクジライカの巣の場所に「お宝が眠ってる」からレドとチェインバーも使ってサルベージしたいみたいですね。
仲間の他にもベローズを誘うけど、子供の探検隊だ、と突っぱねます。「ガルガンティアの役に立たなきゃ意味が無い」。
●ピニオンには他にも「兄貴の敵をとる」という理由があるようですが…。どうやらその兄貴とやらが、遺跡にお宝が眠っていると告げて、死んでしまった模様。クジライカの巣に入ってしまって、応対しつつ命がけで逃げたしたとかいうやつかなぁ。
●レドとチェインバーという、対抗しうる【力】の存在を目の当たりにして、欲が出てしまったんでしょうね。今までくすぶっていた思いが、それで現実味を帯びて来たから表に出て来てしまった。

●エイミーやベベルにもクジライカの生態とか数とか、諸々話を聞こうとするけど、当然倒す事は止められる。
「何で地球に来てまで戦争の続きをしようとするの? 関係無い争いを持ち込まないで!」
エイミーの言いたい事も分かるんだけど…レドとしては地球側の皆にも脅威が迫っているかもしれない、だったら銀河同盟が敵対して被害を受けているようなことにならないように、今のうちに叩いておくべきだ!という思考なんだよね。
●レド曰く、「今は君たちの地球は文明度が低くて、無視されているだけ。」「時間の問題。敵意を向けられてからでは遅い。その時はどう対処するつもりなのか」畳み掛けるように問いかけてきます。
途中から、感情が高ぶったのか正確に伝えたい単語がまだ分からなかったのか…地球語から宇宙語に切り替わってしまうのが、何かリアルにレドの感情が伝わってきました。
●ただ、ちょっと思ったのはガルガンティア側はみんな「何もしなければ襲ってこない」と言ってるんですよね。クジライカとヒディアーズが同じ固体として認定されたのなら、そういう行動原理も同じだとすると…。ヒディアーズと敵対している銀河同盟はもしかしたら文明の進化の過程で、先に手を出してしまった可能性がありますよね。
…完全管理社会みたいだから、案外そのあたりの事情は隠蔽されているかもしれないけど(笑)

「俺は奴らを殺す為に生きている」
もうレドの頭にはそれしかないようです。そうやって生きて来たんだもの。それに同胞が何十万人と
戦いで死んでいるんだもの。一度ヒディアーズと認定してしまったら、もう引き返せないよねぇ。
●「そんなことしなくたって…レドはレドなのに…」というベベルの声も、もう届かないようです。

●チェインバーの解析結果は、ヒディアーズと同種と認定。
地球の為にも殲滅しか無い!とこれでもう、完全に気持ちが固まっちゃったでしょうね。
その方針は間違っていないのに、何故分からないのか…?というレドの疑問に、チェインバーが地球の生存戦略にはこういう言葉があるらしいと。
「共存・共栄」
●食物連鎖とかも、きっとこれに含まれるんだろうなぁと。3話でベローズが語ってくれた「魚を捕って来た者には真水を与えよ」とか、海賊は同族だから殺さない、力を示して追い払うだけでいい。とか。
●銀河同盟には無い概念だけに、レドには理解が出来ない。本当なら、もう少しゆっくりとガルガンティアで過ごしていえば、だんだん分かってきたことかもしれなかったのにクジライカの一件で、そんな余裕もなくなってしまいましたね。

●そして、クジライカの大群が銀河道を渡ってガルガンティアの進路にぶつかるように向かって来ていることが分かりました。
対処の方法が分からないで焦るリジットだけど、船団長が自ら指揮を取ることになり、船団の全ての電源を落としてとにかく静かに物音を立てないように…と、みんなで息を潜めてクジライカの通過をやり過ごす事になりました。
●ヒディアーズと一緒なんだとしたら、高いエネルギー目指して来ていそうな気もしますね…。

●出撃しようとするレドを、エイミーが体をはって止めようとします。さらにリジットも来て「クジライカが攻撃してきたら、あなたの好きにすればいい。」と銃を突きつけてきたよ…。リジットとしてはとにかく船団の安寧を想っての行動だから、レドに厳しい態度になるのは仕方がないよなぁこれは。
●クジライカが通過する間、船団の皆が息を潜めている描写が何とも言えない緊張感! 戦闘シーンでもないのに、これの張りつめる空気感はスゴイと思いました。
●皆が静かにしている中、高所からおっさんがレンチをうっかり落としてしまって、危なく大きな物音が…!?なスレスレで、ジョーさんがレンチをナイスキャッチして、ちょっと惚れました。
この人、ちょいちょい出て来て男前なトコを見せるんで、侮れないな!

●クジライカは船団には何もせず、通り過ぎて行ったけど、これ「電源を落として」という状態にしたってことはエネルギーを目指してクジライカはやってくるってことかな。
1話でもヒディアーズがエネルギーを食べてるというか群がっている(?)ようなシーンがあったし、そういう高濃度のエネルギーがあるから人類銀河同盟は襲われているっていう見方もありますかね。

●ここ(ガルガンティア)に居たら自分の使命を果たせない、ゆえに出て行く…とレドが決心してしまいました。
●さらに、ピニオンが「レドとチェインバーを貰い受けたい」と離船の許可を取りに来ました。ピニオンは修理船の宿主みたいだから…修理出来るメンツが揃っていなくなってしまうのでは…。
●それだけでなく、ピニオンの提案に賛同した大船主のフランジまでもが、ガルガンティア船団から離れる為に、船団長の許可を求めてきました。

●あわわ…大事になってるじゃないのこれ! レドとチェインバーというクジライカに対抗出来る力を目の当たりにしてしまったピニオンには、欲が出て来てしまった。
そしてかつて人類が失った物を取り戻す可能性があるならば…と、フランジもその気になってますからね…。
●レドという存在が、その場その場で日々を過ごしていた船団に新しい可能性をもたらしてしまって、そのための別離が…。
実際の戦闘よりも、こういう会話でのやりとりに重点を置いているのが、『ガルガンティア』の面白い所だなぁと思います。

●クジライカの来襲、ピニオンやフランジの離別…船団長の緊張感もピークに達してしまったのか、急に苦しみ出して緊急事態に……!!
ちょ…死亡フラグ見事に回収してるんじゃないよフェアロックさぁああん!(涙)

●船団長がこんな状態で、それでも船から離れるってフランジもピニオンも言えるんだろうか…。うやむやになったりしそうなw


そんなわけで、起承転結の「転」がやってきた感じですね。
レドが船団に馴染み始めてきて、地球での生活とはこういうものだ…ということを理解しつつあった矢先に、この事件が起きるという…実に上手い構成だなぁと思いました。

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