最後のピクチャーブック+追記
2004年2月16日 ゲーム「わしが在り続けるように、彼らも在り続ける。
形は変わろうとも、失われるものはなにもない。
そうじゃ、彼らの後を継ぐ者がおるように、
わしの後を継ぐものもあるやもしれん。」
(Venus Web『小さな奇跡』第4章より引用
「遠い昔に作られ、ずっと王都を守ってきた石の門。その門が見た騎士団とその戦いの行方は……? いくつもの時代を見守り続けた老いた城門の物語。」
http://www.venus-web.net/)
これでこそ! 形を変えて受継がれていく……これこそが、『ヴィーナス&ブレイブス』という作品の醍醐味ではないですかね!!!
例の演説シーンのところも石の門から見た様でひろってくれて、とても嬉しかったです。
あのシーンは、本気で震えがきそうな気分でしたから。100年分の積み重なった思いを団長が吐露したシーンでもあるし。
Venus Web最後の更新ということで、非常に残念なのですが、最後にふさわしい話だったなあと思います。
じわじわとくる話でしたね。石の門が幼い少年少女を見て嬉しそうに
「奇跡。そう呼ばずしてなんと呼ぼう?」
と語り始めたあたりから込み上げるものがあって、じんわりきました。
今回の話が一番ヴィブレらしい話だった気がします。
壮大さを匂わせながら、どこか絵本のような暖かさを残しているというか。やわらかな印象を与える話。
締めがこの話で良かった、と心から思います。この世界観、好きだなあと実感。
最後のおまけで壁紙も追加されてましたね。
だだだだだ、団長可愛い! 外見年齢18歳どころか15・16歳くらいに見えるよ!
さっそくDLして、キャラでないほうをデスクトップにしました。
(いや職場だからサ(笑))
このピクチャーブック、やはり印刷物として発行してほしいなぁ……。
もっと売れてるゲームだったら、どこかの編集部に企画持ち込んだらわりと通りそうな気がするんだけど……。
ノーギャラで装丁やらせてくれー!(笑)
……なんてね。
ところで追記なんですが。(書こうと思って忘れてた)
団長が門に刻んだ言葉、私はてっきり
「ありがとう」ではないか、と思っていたのですよ。
「今まで王都を守ってくれてありがとう」とか
「一緒に魔物と戦ってくれてありがとう」とか
「共に時を過してくれてありがとう」みたいな。
でも「ずっとこのままで」でも、最後まで読んでみると、それもいいなぁと。
このまま、これからも、王都と共にあってほしいということかなぁと、私はとらえています。
これからもかわらずにいつまでも元気で、と石門に対してまるで人のように接しているようにも思えます。
何はともあれ、なんだか万感の想いがこもった話ですね。
スタッフの想いもこめられてる気がしてならないな。
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