ANIMAXの放映は終ってしまいました……。ああ残念。
でもまだ、DVD限定の16幕がこれからだ!……もんのすごい楽しみにしてます。
そして出来れば、同じスタッフでぜひ2期ををを!! 1932年のやり直しか、1934年をー!
(要するにクレアが活躍してるのが見たいだけなんだね)


いろんな条件が揃って、すべてが収束・解決し始めていく12幕。
それまでほんの短時間の出会いだった人物たちが、再会したりすれ違ったりしながら互いに影響を残して展開していく、この足りなかったパズルのピースが突如ハマったかのような、「そうくるか!」な展開が面白くて仕方がない回です。
ちょっとした演出もすごく上手くて、ものすごく良く出来た映画を見ているかのようです。

この回の脚本、絵コンテのスタッフは優秀過ぎる。あの入り乱れた状況をここまで上手く魅せるとは。
本編13話中で、一番見せ方が面白い回だと思います。

細かい感想は前に書いたのでメインどころはちょっと省くとして(笑)……と思ったら結構長くなった。
この回で好きだなぁと思った演出。

レイチェルの足のケガの原因をまずここで見せることにより印象づけておいて、後半で傷の痛みによりロープを放してしまう演出に繋げています。
ベリアム議員妻子を助け、不良少年たちニースとニックを助けた事実をここで見せておいて、後半でニースたちを自由に動かす前提も作っている。上手いなぁ。

で、列車屋根上戦は決着モード。
ラッドを翻弄するクレアが圧倒的な強さと余裕を見せて、なおかつラッドに「逃げてー!」と言いに来たルーアをまんまと利用。
どこからともなく取り出したロープをルーアの首にくくり付け…ってこのロープ良く見ると確かにほどけそうな結び方してるんですよね。これもサーカス時代に培った技なんかなー。
DVDだと映像がクリアで良く見えるから分かるのですが、自分で録画したのだと暗くてよく見えなかった。
そしてここでラッドがクレアに対して「こんの腐れ外道がぁ!」と言うんですが、いつも「お前が言うな!」とツッコミしたくなる……。
やー、ここだけ見るとルーアのために必死なラッドを応援したくなるんですが、よく考えたらラッドもサックサクと黒服を殺していたよなぁと思い出す。
ルーアを助けるためにロープを掴んで共に飛び降りたラッドは、一部の指まで失ったのに計られたことに気がつき「あんの野郎ォオオオオ!」と叫びますがすでに遅し。
遠ざかっていく列車の上で、ニヤリと笑う赤い車掌さんの顔には、さぞかしムカついたことだと思いますよ……(笑)
二人に迫る給水塔(?)に向けて、パンチと共にグシャリという嫌な音。

ここからBGM「長い長い宴の始まり」が流れ始め、ありとあらゆる事柄が一気に進んで行きます。
ここの盛り上がりは尋常じゃない。反撃開始!という感じでもう、面白くて粋でスカっとさせてくれます。

黒服連中に爆弾を投げつけるニース、ニックと二人で対比しようと思ったら、グースが来てしまいますが……ピンチ!というタイミングでジャグジーがマシンガンを持って飛び込んできます。
わぁ……!お前格好いいじゃん! 
グースに向かって発砲しつつ1等客室の奥まで追いつめて、ドアをバタン!とすごく手際がいい。
ここで、カメラに向かってマシンガンを撃ったような感じで、手前のバスの水がカメラのレンズに飛んだような演出があって、すごい一瞬に凝ってるなぁと思いました。

あとBGMに気持ちよいくらい合わせてるんですよね。
1巡目と2巡目の曲の間で、ちょうど演奏が落ち着いた感じになるんだけどそこでドニーが貨物室をあさっている。
ドラムのバン!という音に合わせて、貨物室の外のドアもバン!と開いてついでにドニーもバン!と天井に頭をぶつける(貨物のドアが急に開いて驚いたんでしょうね)
このタイミングが素晴らしい。

で、BGMが終る最後の盛り上がりのところで、それに合わせたように宙を飛ぶアイザックとミリアの悲鳴も重なる……という(笑)

さらに、ドニーによって引き上げられたバカッップルを繋ぐロープが、屋根上で相対しているジャグジーとグースに迫り、グース転倒、ジャグジーは縄跳びのように上手く飛んで避け……と、この偶然が後ほどジャグジーに勝機をもたらすという……。
なんたる偶然の奇跡。これをもたらしたのが戦いにはまったく関与していないバカップルというのがイイ!

この一連の流れはホントに面白いです。



列車の方が一段落ついたところで1930年の方も、一度は3兄弟によって殺されたものの不死身によって起き上がったダラスによって……フィーロと3兄弟が蜂の巣に。
まあこの後、どうなるかは分かっているので(笑)あまり心配はしてませんが。
初めてだったので再生に時間がかかったんだろうな〜。

アイザックとミリアが、ダラスやセラードに一泡吹かせてくれたりしたものの、マイザーがセラードに追われてピンチ!な状態です。
1931年の列車の方は、爽快な展開と共にぼちぼちカタがつきそうなのに1930年の方はあわやピンチ!なまったく逆の展開にもってきてる、このバランスが良いですね。
スタッフ分かってんなーという感じです。

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